ヒグマと老漁師を観た
知床でヒグマと共存して生活する漁師のドキュメントを観た。
このあたりで、検索すると出てくるようだ。
BS1スペシャル「#ヒグマを叱る男 ~世界遺産・知床~」」が、ついに地上波に降ってきます。「#ヒグマと老漁師 ~世界遺産・知床を生きる~」にタイトルを変え、4月19日21時からです。
https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/41-189.html
とにかくめっちゃ人間とヒグマが近い。20メートルくらい先で普通にウロウロしている。あまりにも近づきすぎたり、人間の食べ物を取ろうとすると、大声で追い返すというやり取りをして、線引をしていた。
この中で印象的だったのは、ユネスコのチームが、世界遺産に登録された知床をチェックしに来たシーン。彼らは「自然の動物と人間とは距離を置くべし」という基本スタンスで、ヒグマがあまりにも人間に近すぎることを問題視していた。しかし老漁師はこのやり方で50年一人も事故を起こしていないそうで、この距離感がベストであると考えている。
80を超える老漁師の覇気と自信、あまりの熊の近さに、ユネスコのチームも考えさせられていたと見えた。(心変わりまではしてないようだが)
自分が日本人であることと番組の演出のせいもあるかもしれないが、自分には老漁師のスタンスのほうが良いと思った。
ヨカミエ的にも、自然と人間、人工物との関わりがなにか次を作るんじゃないかと考えている。
インドのやたらと切れるナイフを作ってみたいHacksaw Knife
東南アジアに旅行してたとき、フルーツ売りや屋台で、細長いDIYナイフを見かけた。
Knife Master Best Skill in the World | Indian Food Videos | By Street Food & Travel TV India
こんな感じで、ものすごい切れ味。
まあ、キッチンナイフを買えば良いのだが、作ってみたくて気になっている。
調べてみたところ、どうも金切り鋸(ハックソー)を研いで作っているそうだ。
先端の丸い穴が、ハックソーを連想させてかっこいい。笑。
作り方はこの動画。
Will It Sharpen | Hack Saw Blade Backside
暇なんで作ってみようと思う。
Leave No Trace について
Leave No Trace 日本語の意味としては「痕跡を残すな」。
自然や異世界に足を踏み入れる際には、その場所に入った自分の影響を極力与えないようにすることが必要だ。
ガラパゴス諸島や、南極などはとても厳しいルールがある。
この言葉は、バーニングマンの10 Principlesで初めて知った。
Leave No Trace という団体まであるそうだ。(なんとスバルがスポンサーしている)
Protect the Outdoors - Leave No Trace Center for Outdoor Ethics
やってみて思うのだが、全くの痕跡を残さないのは不可能だと思う。
魚を釣るし、木を拾って燃やすし、どうしても小便ぐらいは残してきてしまう。
・痕跡を極力少なくするのは当然だ
・それでも最小限の消費はしてしまう
・消費した分はひとまず現金で補う
・他にもその土地にいい影響を与えたい
いい影響というのは、その土地をゲインさせる活動。
環境を維持してくれている人に、まずは現金を出すこと。
そうした上で、すでに捨てられてしまっているゴミを片付けたり、
現地の人たちとコラボしたり、
その土地のエネルギーになることをすればいいと思う。
やっぱりトイレが課題
栃木の農園にキャンプに行ってきた。
大変素晴らしい場所。楽器やスピーカーの音も夜に音量を下げることで、問題にならなかった。
残った大きな問題といえば、やっぱりトイレであった。
これまでも課題にはなっていたが、今回も畑でキャンプ地にはトイレが無い。
(まあ、畑なんだから、そこにしちゃえばいい堆肥になるんだけどね、、、、)
男性の小は、畑に穴を堀りコンパネで隠してそこでしてしまった。こうした行為も嫌悪される人もいるみたい。
よって、トイレのために徒歩10分のコンビニか、農園の持ち主の実家まで行く必要があった。
前々からこうしたキャンプでは、特に初心者や女性にはトイレが課題になっていたので、少しだけ準備はしていた。
それが、コクヨが出している災害用の簡易トイレ。
こういう物を一応持っていった。トイレを囲う建屋は準備できなかった。
結果としては、これがうまく使えたのは4歳の子供だけで、他の人達は、コンビニまでトイレに行った。
次のキャンプでは、もっとアップグレードしようと思う。
足場のすのこ、汚れ防止用のダンボール、周囲を囲う建屋など諸々を準備したい。
参加者が30人を超えたら、レンタルトイレを導入しようと思う。
前よりきれいにすれば、ヨカミエはOKしてもらえるんじゃないか?
ヨカミエ(ヨカミエヘンオイケウス 自然享受権)って素晴らしいけど、今、日本でやろうとするとグレーゾーンというか、はっきり言って違法だ。
では、どうやって進めて行けば、ヨカミエの概念が日本に広く浸透し、最終的に法律が変わって許可されるようになるだろうか?
どんなストーリーなら行けるかを考えてみた。
キーワードは、掃除だと思う。
ヨカミエ的なキャンプをしてみるとわかるけど、すごく素敵な場所ではあるのだが、たいていゴミの不法投棄もあるんだ。
それは未熟だったり心無いキャンパーが残したもののこともあるし、悪意のある不法投棄ということも。交通は便利だけど、キャンプができるぐらいには人が少ない場所。そういうところはどうしても不法投棄のターゲットになりやすい。
規制が緩かった20年前に捨てられたものが、地層のように地面に埋まっていたりもする。三浦でキャンプしたときは、大昔のカラオケ筐体が土の中に埋まっていたのを発見した。
本家北欧の自然享受権には、痕跡を残さない(= Leave No Trace)というルールがある。文字通り足跡を残さないというのもそうだけど、ゴミも持ち帰れというルール。
このルールをもう一歩進めて、掃除して前よりきれいにする、というのを行動規範にしたらどうだろうか?
ヨカミエの連中は法的にはグレーだけど、彼らが立ち去った後は、めっちゃきれいになっとるな。法律は置いといて、彼らの来訪は歓迎だ!
となってくれないだろうか?
土地の所有者なり管理者(多くは地方自治体)が歓迎してくれれば、いいんじゃなかろうか。
勝手にキャンプはするけど、前より良くする、行動を起こすことで受け入れてもらえるようにしたい。
前よりきれいに、前より元気で、前より希望に溢れて、前より活気があって、前より儲かって、前よりうまくて、前より安全と。
悪い話ではないと思う。もちろん受け入れ側の気持ちが最優先、押し売りはしない。
まあ、新規の場所でも一回勝手にやってみて、現地の雰囲気と合わなければ、ごめんなさいして撤退するというので、活動を許してもらいたい。
ヨカミエについて書くブログ
最近、自然享受権に興味がある。
フィンランド語でヨカミエヘンオイケウスというらしい。
誰でも自然を楽しめるようにする権利で、国有地でも私有地でも、自然にダメージを与えない範囲で、通行したり、キャンプしたり、なんと収穫したりしても良いという権利だそうだ。
さすが北欧フィンランド、自然も多くて素晴らしい。
我が日本だって、自然はかなり多いほうなんだけど、人口が多いせいか、歴史的な経緯か、あれはだめこれはだめというルールが多く、なかなか自然を享受するという感じではない。
キャンプしてまでお隣さんのことを気にしたりはしたくないよね。自然と一体になりたいんだ。
今、日本で自然の中にいることは、法的にグレーゾーンな感じで、勝手に野営をするしかない。
道路のデッドエンドに車を停めてキャンプをしていたら、警察に自殺志願者だと思われて怒られたりなんてこともあった。
色々課題はあるんだが、フィンランドにあるような自然享受権を日本でも実現できたら素晴らしいなと思い、理論や、実現方法をブログに残していこうと思う。
共感してくれるコミュニティができたら嬉しいな。