前よりきれいにすれば、ヨカミエはOKしてもらえるんじゃないか?
ヨカミエ(ヨカミエヘンオイケウス 自然享受権)って素晴らしいけど、今、日本でやろうとするとグレーゾーンというか、はっきり言って違法だ。
では、どうやって進めて行けば、ヨカミエの概念が日本に広く浸透し、最終的に法律が変わって許可されるようになるだろうか?
どんなストーリーなら行けるかを考えてみた。
キーワードは、掃除だと思う。
ヨカミエ的なキャンプをしてみるとわかるけど、すごく素敵な場所ではあるのだが、たいていゴミの不法投棄もあるんだ。
それは未熟だったり心無いキャンパーが残したもののこともあるし、悪意のある不法投棄ということも。交通は便利だけど、キャンプができるぐらいには人が少ない場所。そういうところはどうしても不法投棄のターゲットになりやすい。
規制が緩かった20年前に捨てられたものが、地層のように地面に埋まっていたりもする。三浦でキャンプしたときは、大昔のカラオケ筐体が土の中に埋まっていたのを発見した。
本家北欧の自然享受権には、痕跡を残さない(= Leave No Trace)というルールがある。文字通り足跡を残さないというのもそうだけど、ゴミも持ち帰れというルール。
このルールをもう一歩進めて、掃除して前よりきれいにする、というのを行動規範にしたらどうだろうか?
ヨカミエの連中は法的にはグレーだけど、彼らが立ち去った後は、めっちゃきれいになっとるな。法律は置いといて、彼らの来訪は歓迎だ!
となってくれないだろうか?
土地の所有者なり管理者(多くは地方自治体)が歓迎してくれれば、いいんじゃなかろうか。
勝手にキャンプはするけど、前より良くする、行動を起こすことで受け入れてもらえるようにしたい。
前よりきれいに、前より元気で、前より希望に溢れて、前より活気があって、前より儲かって、前よりうまくて、前より安全と。
悪い話ではないと思う。もちろん受け入れ側の気持ちが最優先、押し売りはしない。
まあ、新規の場所でも一回勝手にやってみて、現地の雰囲気と合わなければ、ごめんなさいして撤退するというので、活動を許してもらいたい。